本日は、海外のフォーム改善に関する記事をご紹介させていただきます。
取り上げるのは、contentverve.comのブログ記事「How Your Privacy Policy Affects Sign-Ups – Surprising Data From 4 Different A/B Tests(=和訳:プライバシーポリシーは会員登録にどう影響を与えるか – 4種のABテストから判明した驚異のデータ)」です。
この記事では、あるサイト(※賭け事に関するコミュニティサイト)の会員登録フォームにおけるプライバシーポリシーの文言表記について、4種類のパターンをABテストした内容と、その興味深いテスト結果をレポートしたものとなっています。
※詳しい内容は元記事(英語)よりご覧ください

テストについて

対象の会員登録フォームは、ユーザー名、メールアドレス、パスワード、そして利用規約への同意という4つの項目からなる、非常にシンプルな構成でした。
フォームは下記の画像が示すように、サイトトップページのファーストビュー内に表示されていたもようです。

引用元:
引用元:How Privacy Policy Affects Sign-Ups – Surprising Data From 4 A/B Tests

テスト内容はいずれも、利用規約への同意のチェックボックスと送信ボタンの間のスペースに、テキストの文言を記載し、その内容を変化させたものとなります。
わかりやすいように日本語版のイメージ画像を作成しました。
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薄いグレーの部分の文言を様々に変化させたとお考え頂ければと思います。
さて、みなさんなら、どのようなメッセージを挿入しますか?
テスト結果はすべて、もとの(文言がない)状態と比べ、コンバージョン率がどのように増減したかを伝えています。

テスト結果

このテストで使われた4パターンの文言とそのテスト結果は下記のとおりとなります。

  1. 100% privacy – we will never spam you

    (和訳:100%のプライバシー – 私たちはあなたをスパムすることはありません)
     ⇒18.7%のコンバージョン率減少

  2. 100% privacy. We keep all your personal information secret

    (和訳:100%のプライバシー – 私達はすべてのあなたの個人情報を秘密にしておきます)
     ⇒有意差なし

  3. We guarantee 100% privacy. Your information will not be shared

    (和訳:我々は100%のプライバシーを保証します。あなたの情報が共有されることはありません)
     ⇒19.47%のコンバージョン率増加

  4. We guarantee 100% privacy. We will never spam you!

    (和訳:我々は100%のプライバシーを保証します。私たちはあなたをスパムすることはありません!)
     ⇒有意差なし

注目すべきは、文言を追加したことでコンバージョン率が増加した3の例、また逆に文言を追加したことで登録率が減少したケース(1の例)です。
両社のコンバージョン率の開きは38%にものぼり、文言を変化させただけだと考えるとたいへん驚くべき数字です。
印象としては、1と3を比べてみると、1はサイトそのものがユーザーに危害を与えないことを謳っているのに対し、3は外敵から守るようなニュアンスがありますね。
「保証」などのワードを利用している点も信頼感を与えてくれているのかもしれません。

あくまで参考に

ただし、この文言をそっくりそのまま流用すればコンバージョン率が上がるか、というとそうではないと思います
ご紹介したのはあくまでひとつの改善例であり、あなたのサイトにとっての最適解であるとは限りません。
あくまで文言ひとつの改修でも、ユーザー登録率がここまで変化するケースもあるというケーススタディとして、参考にしていただければと思います。

フォームタイトルの変化による改善例

筆者はプライバシーポリシーの文言以外にもさまざまなテストを行っており、(今回の本筋ではないため)最後に追伸のような形で下記の改善例を紹介していました。

引用元:
引用元:How Privacy Policy Affects Sign-Ups – Surprising Data From 4 A/B Tests

上記はフォームタイトルを変化させたテスト例です。
ご覧のとおり、タイトルを「BettingExpertに参加する」から「無料で掛けのTipsを手に入れる」としたところ、コンバージョン率が31.54%増加したとのことです
こちらも変化させたのは文言だけですが、(さらに)大きな改善効果が得られた例と言えるでしょう。

文言にこだわりを

以上のケーススタディが示すように、ユーザーのサイトに対する信頼感や送信のモチベーションは、意外と文言やデザインなどの些細なところで大きく左右されているのかもしれません
なかでも、最初の印象を決めるファーストビューや、最終的な判断をするボタンやその周辺などについては、とくに改善の余地がありそうですね。
こういった点については、文言ひとつひとつにこだわって改善を進めていくと、大きな改善効果が得られるかもしれません

最後に

今回は海外のフォーム改善事例をご紹介しました。
あなたのフォームの文言はユーザーに不安を与えていないでしょうか?または、ユーザーをしっかりとモチベートできていますか?
ぜひ今一度、お確かめになってはいかがでしょうか。
たった一言で印象が変わる!「言葉」にこだわって、また入力したくなるフォームをつくろう
https://f-tra.jp/blog/column/2630

ユーザーを不安にさせない!安心感を与えるフォームをつくる5つのEFOテクニック
https://f-tra.jp/blog/column/2458


※参考記事:
How Privacy Policy Affects Sign-Ups – Surprising Data From 4 A/B Tests