本日はBaymard研究所のブログより、フォームの購入完了ページに関する記事をご紹介したいと思います。
EFOやフォームの改善の場面では、つい入力ページにばかり注力しがち。確認ページや完了ページはあまり改善していないという方も多いのではないでしょうか。
とくに送信完了ページは、成績に直結するフォームの送信という目的はすでに果たしてしまっているため、ついおろそかにしがちです。
しかし、フォームの送信完了後のコミュニケーションにも気を配ることができれば、ユーザー体験は向上し、満足度や引き上げ率、リピート利用などの良い影響を与える可能性があります。
また、一度フォーム入力と送信完了という高い心理的ハードルを越えてくれたユーザーは、ちょっとしたことであれば「ついでに」達成してくれる可能性があります
もちろん詰め込み過ぎはNGですが、せっかくなら完了ページからの何か得られるものがあると良いですね。今回紹介の記事では、そんな完了ページに加える事でメリットが得られる6つの方法を紹介しています。
※完了ページにおけるユーザ体験向上のテクニックについては、以前下記の記事でも紹介していますので、今回ご紹介の内容とともに参考にしてみていただければと思います。
フォーム送信後を考える:【送信完了ページ】で作る、より良いユーザー体験
https://f-tra.jp/blog/column/4029

購入完了ページでより多くを得るための6つの方法

記事で紹介されていた6つの方法は、以下のとおりです。

  1. クロスセリング
  2. メールマガジン登録
  3. アカウント作成
  4. 関連コンテンツ
  5. ソーシャルメディア
  6. 軽いアンケート

順に詳しくみていきましょう。

クロスセリング

クロスセリングとは、ユーザーが希望する製品やサービスに関連するものを紹介する売上げ拡大手法の一つです。
例えばわかりやすい例でいうと旅行業界。航空券を予約したら、レンタカーなどの交通手段やホテル、ツアーなどがあわせて利用されることが多くなるでしょう。
Jetstarクロスセリング2

Jetstarでは航空宇検の購入後に座席指定や手荷物などのオプションやホテルなど関連情報の案内もある
Jetstarでは航空宇検の購入後に座席指定や手荷物などのオプションやホテルなど関連情報の案内もある

送信前の段階では、このようなレコメンドはユーザーがフォームから離脱してしまうきっかけになるためにおすすめできません。つまり、送信した直後が最も適したタイミングだと言えるでしょう。
さらに記事は下記のような機能にも触れています。

  • 注文完了直後に、支払い情報を再送信することなくワンクリックで注文に商品を追加できるような仕組み
  • 注文送信後5分間のタイムセールを行う

機能の実装が必要とはなりそうですが、このような仕組みがあることで、追加購入時のハードルを下げ、購買意欲を高めてくれます。さらにクロスセリングの効果が高まることでしょう。

メールマガジン登録

完了ページでは、メールアドレスの情報をすでに取得している場合が多いために、
「登録する」ボタンをクリックするだけ
でメールマガジンを登録するような心理的ハードルの低い導線を作成することができます。
また、フォーム内にオプトインのチェックボックスを置く場合に比べ、メールマガジン登録によるメリットを充分にアピールできる物理的なスペースが存在するという点についても触れられています。
オプトインを完了ページに移動することで、入力フォーム側の項目もひとつ減らすことができますから、まさに一石二鳥ですね。

アカウント作成

送信完了後にアカウントの作成を求めれば、大幅に入力の手間を削減することができます
ほとんどの場合、追加で必要なのはパスワードの設定程度で、登録が完了できるのではないでしょうか。
また、メールマガジンの場合と同様に、アカウント登録のメリットを充分に提示できる物理的なスペースがあるという利点もあります。

関連コンテンツ

注文完了ページでは、製品が到着するのを待っている間にユーザーが楽しめる、たとえば、製品に関連した動画コンテンツなどを配置するのに最適だと筆者は述べています。
ユーザーにとって楽しい購買経験となり、キャンセル率の低下やリピート率の向上に一役買うことでしょう。
動画でなくとも、送信者にとって役立つと思われるコンテンツの頭出しをしておくことは大切です。
たとえばその後の手続きの流れや役立つ読み物、期待を高めるオファー画像などです。

追いオファー
トライアルの送信後には、トライアル開始への期待を高める「追い」オファーを設置

関連FAQを表示
トライアルの送信後に気になりがちな関連FAQを表示

エフトラEFOお問い合わせ完了
エフトラEFOのお問い合わせ完了ページでは、フォーム送信者にとって役に立つブログ記事の頭出しを行っている

ソーシャルメディア

購入直後の興奮を共有してもらうことで、サービスや商品の自然な露出を実現します。

Amazonでは購入後に商品をシェアできるような導線が用意されている
Amazonでは購入後に商品をシェアできるような導線が用意されている

このような形式のほかにも、Twitterでブランドをフォローしたり、Facebook上で「いいね!」するというやり方も効果的だと筆者は付け加えています。

軽いアンケート

筆者はフォームを送信した直後のユーザーに定性的な質問を投げかけることをすすめています。
たとえば、「改善してほしい点はありますか?」のような質問です。
購入の瞬間の定性的な質問は、生き生きとして詳細な顧客洞察を提供してくれると筆者は付け加えています。
長い購入フォームを終えたばかりのユーザーは入力フォームへのハードルが低い状態。「ついでに」答えてくれる可能性は大いにありえるでしょう。

最後に

いかがだったでしょうか。
本日は海外記事よりフォームの送信完了ページで役立つ6つの方法を紹介しました。
完了ページを活用することで入力中の項目をシンプルにできたり、顧客エンゲージメントを高めたりと、送信完了ページは意外と侮れない存在ですね。
ご担当のフォームの完了ページもぜひ見なおしてみてください。
参考記事:http://baymard.com/blog/order-confirmation-page