Web担当者Forumでの連載「勝手にEFO分析エントリーフォーム改善」では【エントリーフォーム最適化15カ条】を毎月1カ条ずつご紹介しています。
そこで取り上げた法則を、このブログでもさらに詳しく解説していきたいと思います。
そこで今回は第1条:入力フォームの最初の項目を入力しやすくするだけでユーザーの直帰は減らせる
についてさらに詳しくみていきます。
※Web担の元記事はこちらからどうぞ。
エントリーフォーム最適化15か条の1:入力フォームの最初の項目を入力しやすくするだけでユーザーの直帰は減らせる | Web担当者Forum

おさらい

連載記事のなかでは、ユーザーが直帰することなくスムーズに入力を開始してもらうためのポイントとして「最初の入力項目を何にするか」が大切だとお伝えしました。
フォームの1つめの入力項目には、ユーザーが考えこんだり迷ったりすることがない、ユーザーにとって最も自明で、ためらいなく入力できる情報を置くことで、入力開始へ誘うべきです。
とくに、以下のような条件に該当する項目をフォームの1つ目に配置するべきではないとお伝えしました。

  1. ユーザーにとって入力内容の自由度が高いもの
  2. 使えない文字があるなど、入力にあたって注意が必要なもの
  3. エラーが出やすいもの

では、何を一番最初に配置するべきか?

上記の記事では、根本の考え方をお伝えしましたが、具体的にどの項目を最初に置くとOKか、NGかを当エントリで詳しく検討していきたいと思います。
さっそく、上記でとりあげた3つの条件にそって見て行きます。

ユーザーにとって入力内容の自由度が高い項目は…NG!

まずは、自由度の高い項目。こちらは絶対に1つめの項目に設定するのはやめましょう
連載のなかで取り上げたNG例もこの例でした。

NG例

連載で取り上げた例です。
フォームの1つめ項目が希望IDになっている
「希望ID」は、ユーザーが任意の文字列を登録するというもの。かなり自由度が高い内容となっています。

OK例

入力するべき答えがあらかじめ決まっている項目であれば、自由度はゼロですね。
セレクトボックスやラジオボタン、チェックボックスであれば、この点は難なくクリアできそうです。
20140123_gc_sex
但し、ユーザーが考えこまないといけない内容や、複雑な選択方法の場合は避けたほうが無難です。
20140312_gaba_day
▲ちょっと考えてしまいますよね
性別や「はい」「いいえ」を選ばせるような選択肢だと良いかもしれません。
また、ユーザーの個人情報も、書くべき答えが明確です。
20140226_NR_advise
とくに名前は、ユーザーがこれまで何百回、何千回と入力している内容ですので迷う余地はなさそうです。

使えない文字があるなど、入力にあたって注意が必要なものは…NG!

入力形式が複雑な項目は避けましょう。
入力前のユーザーに入力形式の指定などの余計な情報を与えるのは離脱のもとです。

NG例

例えばフォームでありがちな住所、メールアドレスや電話番号などは半角英数字などの入力形式に制約があることが多い項目です。
20140303_ION_page
フォームの最後で出てきたらまだしも、いきなり細かい入力形式の指示があると、なんとなく煩雑な印象を与えてしまいます。

OK例

やはり、入力形式を気にしなくても良いセレクトボックス、チェックボックス、ラジオボタンか、
さほど制約のない「名前」「会社名」などの入力が良さそうです。
もしくは、最初の項目の入力形式の制約をなくしましょう。

エラーが出やすいものは…NG!

とくにリアルタイムエラーど導入している場合は注意が必要です。
なぜなら、いきなりエラーが出て出鼻くじかれてしまうとユーザーのやる気が削がれてしまうから。

NG例

入力形式が複雑なほどエラーが出やすくなります。ですので、要注意なパターンは同様に住所、メールアドレスや電話番号などが挙げられるでしょう。

さらに、専門用語も…NG!

連載記事のほうでは触れていませんでしたが、
専門用語(独自の固有名詞)がいきなり出てくるとユーザーは戸惑ってしまいます。

NG例

ビームス 最初の項目
以前「勝手に比較」で取り上げたビームスのフォーム。「Beams Club」などをはじめとする聞きなれない用語がずらり…。少し戸惑ってしまいます。

結論

以上、3点+1点の条件の検証をふまえた、フォームの最初に置いても良いオススメ項目は以下のとおりです!

フォームの1つめにオススメの項目

  • 名前
  • 会社名
  • 性別
  • 「はい/いいえ」など単純な選択肢のラジオボタン
  • 選択肢の少ない、または個人情報を問うチェックボックス・セレクトボックス(居住地など)

反対に、注意が必要なのは以下の項目です。

フォームの1つめに配置する場合、要注意な項目

  • 住所(入力形式の制約が多い場合)
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • URL
  • 自由入力欄

まとめ

いかがだったでしょうか。
本日のエントリーでは、フォームの1番最初の項目は、スムーズな入力開始の要であることを再度お伝えし、
具体的に1つめに持ってくるのにNGな項目・OKな項目を検証してみました。
今回「OK」「NG」の例として項目を取り上げていますが、もちろんフォームの内容や前後の流れによってユーザーの状況は異なるため、本エントリでお伝えしたことが絶対だとは考えていません。
ご自身のフォームの項目順を改めて見つめなおし、検討していただくきっかけや参考となれば幸いです。