ユーザーはどのようなフォームを嫌い、どのようなフォームを好ましく感じるのでしょうか?
EFO(入力フォーム最適化)を考えるにあたり、まずは相手であるユーザーを知ることは非常に大切です。
リアルなユーザーーの声を得るために当社では、全国のインターネットユーザーに対し、入力フォームに関するアンケート調査を行いました。(※2013年調査 有効回答数449人)
本ブログでは、数回に渡ってそのアンケート結果を詳しくご紹介しています。
※第1~2回はこちらです。
<アンケート調査結果Vol.1離脱編>ユーザーがフォームから逃げる理由ベスト5ほか
<アンケート調査結果Vol.2イライラ編>ユーザーがフォーム入力中イラつく原因ほか
これまで離脱やイライラの原因など、ユーザーが感じるストレスを軸にデータを発表していきましたが、第3回の今回は、「好印象編」と題し、フォーム入力中に「スムーズ!」(=使いやすい)と思った瞬間、をテーマにお話していきます。

目次

スムーズだと感じたことはありますか
「ウェブフォームの入力がスムーズだと感じることがありますか?」という問いに対し、「よくある」「たまにある」と答えたインターネットユーザーはなんと57%
回答者の半分以上の人が特定のフォームを使いやすいと感じているようです。

それでは、どのような理由からフォームが使いやすいと感じたのでしょうか?
アンケートでは、以下のような結果となりました。
入力がスムーズだと感じる理由
順番にみていきます。

使いやすい理由1位「郵便番号をもとに住所が自動入力される」61%

住所を最初からすべて入力することは、とくに長い住所の人にとっては大変な手間。
さらに地名などで変換が上手く行かないこともストレスを生む要因だったりします。
そんな時に便利なのが、郵便番号を入れると自動的に住所を入力してくれる「住所自動入力」。
住所自動入力
数字を7桁入力するだけで、かなりの量の文字列の入力を省くことができるこの機能、ユーザーにとってインパクトが大きいようです。
住所入力があるフォームには必ず導入しておきたいですね。

使いやすい理由2位「項目数が少ない」60%

項目数の少なさイコール手間の少なさです。
ユーザーはとにかくフォームに手間をかけたくないようですね。
項目数を減らすことが難しい場合は、複数の項目を統合するだけでも印象はガラリと変わります
詳しくはエントリーフォームを改善するなら、不要な項目は消してくれ!でもお伝えしています。

使いやすい理由3位「記入ミスをすぐに指摘してくれる」51%

ミスしてしまった場合、その場ですぐ指摘してくれる機能。弊社では「リアルタイムアラート機能」と読んでいます。
リアルタイムアラート表示
同じエラーでも、完璧に入力した!と思ってから出てくるのと、入力の直後に出てくるのとでは、修正に向かうモチベーションに差がでます
入力形式などミスをし易いフォームにおいて、リアルタイムアラートは必須の機能かもしれませんね。

使いやすい理由4位「項目に合わせて入力形式が自動的に変わってくれる」50%

「名前の入力には全角かな」「フリガナにはカタカナ」「メールアドレスには半角英数字」…などと、フォームを入力するユーザーは何度も入力モードの変更を強いられます。これを煩わしいと感じるユーザーはく、自動的に変えてくれることでフォームの好感度が上がるようです。
ただし、普段からPC入力に慣れている人にとっては、逆にストレスを感じる場合があるので注意が必要です。
エフトラEFOでは「入力モード自動変換機能」が搭載されているので、この機能をフォームに導入することができます。

使いやすい理由5位「送信までの手順が少ない」49%

20140307_nissan_flow
こちらも、項目数の少なさと似ていますね。ユーザーはとにかく手間を嫌います。
入力ページ数が多いとユーザーはうんざり。できるだけフローはスッキリさせたいですね。
会員登録フォームなどでは、必ずしも今のタイミングで必要ない情報は後回しにするというのも有効な方法です。

使いやすい理由6位「入力が必須の残り項目を指示してくれる」47%

ガイド表示
残り項目数の表示機能。弊社では「ガイド機能」と読んでいます。
「残りあと●項目入力すれば、送信できるよ!」とユーザーを励ますための機能だからこそ、フォームの好感度に直結しているのかもしれません。

では「フォームが使いやすい」と感じた時、そのサイト全体の印象に変化はあるでしょうか?アンケートの回答としては、以下のようになりました。
スムーズなフォームを持つサイトの印象
半分以上の人がサイトそのものについて「親切である」「サービス意識が高いと思う」という印象を持っています。
その他、「サイト制作にこだわりを感じる」「信頼感がある」など、肯定的な印象を持つようです。
対して「特に意識しない」と答えたのは2割以下にとどまり、多くの人がフォームが使いやすいことでサイト全体にも好印象を持っていることがわかります。

ユーザー心理からの教訓

いかがだったでしょうか。
今回ご紹介した内容から、教訓をまとめると以下のようになるかと思います。

  • ユーザーをイライラさせるフォームがある反面、ユーザーに使いやすいと感じさせることもできる
  • とにかく「手間が少ないこと」がスムーズと感じさせる
  • フォームが使いやすいとサイト全体の印象がよくなる

次回のこのシリーズでは、スマートフォン向けのフォーム入力についてフォーカスしていきたいと思います。お楽しみに。
※続きはこちら:<アンケート調査結果Vol.4スマホ編>スマートフォン向けフォームでイラつく瞬間